台湾麻雀(台)

国標麻雀の次は台湾麻雀
とは言っても日本や中国と違って統一ルールが無い
まあ一応、台湾新章麻将規則<都合により新字体で表記してます>と言う
統一ルールっぽいものはあるが
日本や国標麻雀ほど普及はしてない
 
とはいえ大体の規則はここにあげておく
和了型が5面子1雀頭<香港など中国の一部でもあるっちゃある>
○それ故に配牌が親を含め16枚<跳牌が無く親も第1自摸をする>
花牌が1聯2座8枚を使用<国標麻雀と同じだが座花式である>
○役の単位が台<単位が違うだけで計算式は国標麻雀と同じ点麻>
国標麻雀の8点<底点>みたいなものがあり これを底と言い2〜4台分の点数
○縛りは0〜2台<と言っても1台は聞いたことがない>
○茶殻だが一荘廻しで連荘あり
○開門の賽子が3個で割れ目が東家になる<親は順に回ってくるが自風は平等とは限らない>
○過水という完先の同巡内振聴みたなものがある
○食い換え等や同巡鳴きも禁止<ここは日本に近い>
○食い下がりが無く門前の和了手は門前清<加符>を加えるだけ<これも国標麻雀と同じ>
追記:雀友麻雀というのには門前と鳴きで別れている役があり実質食い下がりがある
○ドラは無い<花牌座花式ゆえに自花以外は特に意味が無い>
嶺上開花花牌の補充でも有効だが放槓<大明槓>は錯和<他にも過水による無効がある>
○王牌が16枚<偶数に合わせる為か非自摸番の時の手牌の数になっている>
○途中流局は無い<これも国標麻雀と同じ>
○暗槓は全伏せで終局後に公開<これも国標麻雀と同じ>
○<途中>立直は無いが一部ルールでは両立直にあたる役が2つもある
追記:雀友麻雀というのには<途中>立直が採用されている
この様に国標麻雀寄りだが日本式の規則も混じっている
 
さて一部を詳しく言うと
まずは144の花麻雀で5面子1雀頭さらに王牌が16枚で14巡までしかない
と言っても縛りがあったって国標麻雀ほど厳しくなく鳴きで和了率は思ったより高い
当然ながら5面子1雀頭ならではの役もある
 
点数計算も国標麻雀とほぼ同じ<自摸は全員から和了点を1人ずつ>だが
栄和の場合、底も放銃者のみが支払うけどルールによっては日本式にならって
放銃一家包つまり自摸和了と同じ点数を1人で払うのもある<摸栄同点>

茶殻ゆえに台や底にレートが設けられている<わざわざ底を2〜4台分と載せたのはそれ故>
但し連荘はあるし親も順に回ってくる
その代わり自風が不平等と載せたが当然、連風になるのも不平等
 
過水などの制約についてだが
完先の同順内振聴みたいに同巡自摸も無効
解消法は同巡自摸後の打牌の他
暗槓<和了手からの嶺上開花は無効>や加槓<槍槓の可能性があるため嶺上開花は有効>
ちなみに放槓<大明槓>による嶺上開花が無効なのはイカサマ防止という
食い換え等も禁止だが同巡鳴きも禁止<ポンに限る場合もある>
自摸和了牌も厳しく制定されており
感覚は日本よりも少し離して置く
くっつけたり手牌に含めたり河に捨てたり<過失で落としても>
小便<卓外に落とす>だと自摸和了無効になる
役の複合の制約も国標麻雀とほぼ同じ
 
と言う事で大体のルールはここまでだ
それでは明日から役を紹介していくが
台の区分もルールによって違うので
一応、今まで通り低い順に紹介していく