全順子(史)

今度こそ最終回
最後は言うなら平和史だ<と言っても先生が言ってた事が殆どだが(汗)>
 
言うまでも無くもともと平和は素点の和了であった
20世紀になり一飜役化し待ちの符が現在と同じになり自摸が一飜2符となる
10年代に副底が20符になり門前<当時は符役>が採用される
 
20年代上海租界自摸が2符だけになり門前が一飜役化しここで摸高栄低が逆転となる
これを是正するため門摸二飜、門栄一飜を提唱した
 
そして麻雀が日本に伝わりレインボー会議で門前がメンツモと門前加符に別れたので
これがまた摸高栄低の逆転になるきっかけに
そこで鎌倉で自摸八計算が提唱されたが当時は門前に限られていた
 
昭和5年には木村衛氏が平和を10符役化<これで逆転は解消>を提唱したが
自摸との両立に抵抗があったか広まらなかった
 
戦後日雀連門前にさらに一飜を加えることにしたがこれはあくまで立直麻雀への
対抗策で数え満貫は頻発するわ余計に差が広まって逆効果どころではなかった
1950年に榛原茂樹氏が再び門摸二飜、門栄一飜を提唱したが
普遍性がなかったので却下された
 
そして縛りやダブル切り上げで摸栄同点となる
その後クイピンが外役<縛りを満たさない>となるがまた鳴きで逆転が生じてしまう
自摸八計算では平和加符が採用され鳴きが同点となる
 
現在では自摸八計算が主流の完先等での30符が次いでいるが
これは摸高栄低という基本から結局は自摸八計算が順当と言えるからであろう
先生のサイトを参照→ttp://www9.plala.or.jp/majan/tre33.html
幻麻で採用されている700点計算もある
 
さて最後は今後の平和についての推測だが
まずは平和の新義<四順子の形>
実は昭和31年に天野大三氏が平和の新義を提唱したが
余りにも先進的過ぎ為か広まらなかった
だが諸外国では点麻方式計算で平和も新義と化している
そして先生も最後に
今後、日本でもなんらかの符廃止案が広まって平和も新義と化すだろうと
最後に僕から言わしてもらうが
符廃止を広めるのは俺の真麻雀新章だ<って最後は結局、宣伝(汗)>
 
追記2016-1/25 最近、見つけた新事実によると1910年代の中国では平和10符と一飜が混在しており飜牌雀頭でない限り鳴こうが他に符があっても認められていた(加)