箭刻(箭)
最後は三元牌だ
国標麻雀では箭刻と言い<ついでながら想定寧波では公将と称されていた>
箭がおそらく三元牌であろう<箭という字の意味は解らん>
ついでに三元牌の話をすると
由来は諸説あるが有力なのは中国の国家試験である科挙に関係する
そこからも諸説あるが麻雀の前身である骨牌類に科挙骨牌と言うのがあり
そこに解元・会元・状元という各試験の主席合格者の称号が
最有力とされている<どの牌がどの称号に対応してるかは知らんが>
牌1つ1つの由来として
白<板>は純白<中国の白は柄つきも多いが>なところから純粋、原点などの意が
<緑>發は発展・発財<裕福になる>の發に緑は草木の色であるから成長を示している
<紅>中は中が当たり<花を歌ったあの人のように中をあたりとも読む>や合格を示しておりそれが赤いのは
慶事や祝い事を赤で示す<還暦のちゃんちゃんこもこれが由来か>からである
さらに科挙の合格通知には牌のように赤い中が書かれている
余談だが他の骨牌類にも三元牌にあたる物があり
昇官牌には太師<皇太子の師>太傳<現皇帝の師>太保<前皇帝の師>ってのがあり
龍鳳牌には發・中が龍・鳳に置き換わっている
意味は龍が皇帝で鳳が皇后で白が配偶者を示している
さすがに長くなってしまったので
他に詳しい事は先生のサイトを見てもらいたい(参)
追記:還暦については暦が返って赤ちゃんに戻るからだそうだ(説)