一盃口(盃)

さて長い平和の次は一盃口
日本ではこう書くが本来は一般高と書く<略して般高も>
他にも一杯口・一平行・一並子・一並口・一配刻・一傍高とかあって
別名としては一色両順・一色二順・一色同順・一色同潤・一色二同順・一板
さらに同両順・同両就・通二順・求成双・哥倆好・高々
まずは一盃口を当てたのは報知ルールで御馴染みの天野大三氏だ
彼は空耳で一杯行こうに聞こえたからだそうだ
実は名前に関する話だがこれは後日

一盃口は戦前から中国に存在したそうだが
当時、日本では採用されなかった
戦後になって関西から広まった
それが昭和22,23年
 
一盃口が鳴けないのは2面子役で出来やすいからだそうだ
これは日本独自の文化と言えるだろうが
北の方では外役<ドラみたいな感で縛りを満たさない>としている所もあるらしいが
余談だが真麻雀老章では10符にしている<さらに言えばクイタンピンイーペーで30符>
ちなみに国標麻雀では鳴けても1点しかない<国標で1点はまさに雀の涙、2符相当だから>
後、よく七対子に絡むと無効であるが
一萬一萬二萬二萬三萬三萬三筒三筒七索七索南南中中
これはあっちが対子役であってこっちは順子役だからだ
まあ地役に三連対ってのはあるがこれはまただいぶ先の話にして
 
一盃口には独特の待ちがあって
煙突待ちっぽくなる形<字牌絡みになる3面待ち>だから煙突盃口とでも言おうか(汗)
三萬三萬四萬四萬伍萬伍萬六萬六萬二筒三筒四筒南南
さらに発展して4面になったら双煙突盃口だ(爆)
一萬一萬二萬二萬三萬三萬四萬四萬伍萬伍萬二筒三筒四筒
今日はこれくらいにして明日は前途の話と一盃口の戦略的立ち位置の話だ(続)